近畿大学工業高等専門学校について
学則と学生便覧
建学の精神と教育の目的
近畿大学学園の建学の精神は、「実学教育と人格の陶冶」です。この建学の精神を具体的に実践するために「人に愛される人、信頼される人 、尊敬される人の育成」を教育の目的に掲げています。
この建学の精神と教育の目的に基づいて、「広い教養に裏打ちされた人格とチャレンジ精神をもって未来を志向しつつ、実践的学問すなわち実学の発展に貢献することのできる人材を育成」して、社会に送り出すことに全力で取り組んでいます。
本学の各学部・大学院及び各学校は、それぞれの人材育成目標にそって、特色あるカリキュラムを用意し、充実した教授陣が、質の高い教育を提供しております。
学生の皆さんには、上記の建学の精神と教育の目的を理解していただき、本学園で、本当に優れた友人・先輩・教員や夢中になれる学問に出会い、美しいものに打たれ、豊かな教養と専門的知識を身につけ、各人固有の才能を見出し、自分に最も相応しい将来設計をされることを願っております。
教育の目的
近畿大学学園の教育の目的
教育の目的は- 人に愛される人
- 信頼される人
- 尊敬される人
工業高等専門学校の教育目的
本校は、「人に愛され、信頼され、尊敬される、新時代を担う技術者を育成することにある」を教育の目的とする。校長からご挨拶
本高専は、昭和36年高等専門学校制度創立の翌年昭和37年4月に、学校法人近畿大学の併設校、熊野市に熊野高等専門学校として開校しました。その後、平成23年4月に名張市に移転、令和3年には名張市移転10周年、また令和4年には創立60周年を迎えます。歴代校長による学校改革により「教育の高度化」と「地域との連携」が推し進められ、「個性を尊重したきめ細かい教育」と「抜群の就職・進学実績」を誇ります。このような伝統と実績のある近大高専をこれからもますます発展させるため、誇りをもって精進してまいります。
高専は、中学校卒業から、本科では5年間、さらに2年間の専攻科を含む7年間の集中・一貫した技術者教育を行う高等教育機関であり、本科卒業生には「準学士」、専攻科修了生で大学評価・学位授与機構の基準を満たす学生には大学卒業生と同じ「学士」の称号が授与されます。近畿大学学園の建学の精神である「実学教育」と「人格の陶冶」を実現するためにまさしく適した教育機関であると思います。
本校の教育方針として、幅広く学生を受け入れ、個性を伸ばし、実学をもって社会に貢献する人材の育成を掲げます。本科は専門コース(機械システム、電気電子、制御情報、都市環境)を含む総合システム工学科として1学科4コース制をとります。広く工学に興味をもって入学した皆さんは1、2年次には共通教育科目と実験を含む工学全般の基礎を学び、余裕をもって専門分野を選択することが可能です。また、数学・英語は習熟度別クラス制をとり個人の進み方に合わせたきめ細かな指導を行ってゆきます。これからのICT時代に向けた取り組みや、英チェシャーカレッジとの国際交流などのグローバル化にも力を注いでいます。
専門コースでは産業界や研究の第一線に従事してきた教員が教鞭をとり実践的な技術を身につけます。高専の技術教育は産業界でも高く評価されており、本校も違わず就職率は毎年ほぼ100%の実績を誇ります。就職だけではなく、さらに高度な技術を目指す進学希望の学生には、特進コースに始まる進学指導も充実しており、国公立大学、近畿大学を含む私立大学への編入学者や大学院への入学者も多数輩出しております。
それだけではありません。本校には4つの強化クラブ(野球、陸上、ソフトテニス、サッカー)を含めた体育系のクラブ、ロボコン、プロコン、デザコン、プレコンや吹奏楽、ボランティアなどの文科系など様々な学生の才能を伸ばす課外活動があり、実績と経験を持つ教員の指導により各所で成果をあげています。
こうした進路実績や教育環境は地域のご協力なしには実現できません。市民公開講座の開講、共同研究の実施、資格取得支援講座やプログラミング・サイエンススクール、各種地域イベントへの学生の参加など、本校のもつ様々な資産を活用し、地域に根ざし発展してゆく高等教育研究機関を目指します。
これからも近大高専へのご支援をよろしくお願い申し上げます。
近畿大学工業高等専門学校
校長 齊藤 公博
学園章
学園花は、梅、です。「梅花霜雪を経て開く」。
自然の厳しさをへて、春いちばん、
品格高き花が咲きひらく。学園章は、梅の花弁を、象徴したものです。
五つの花弁は、大学の大、花芯も大。
人そのものでもある。
これは、本大学の現および未来に向かっての存在と位置をかたどるものです。
一部がやや離れているのは未来志向に基づく内面の未完、さらに充溢、完熟をめざし向かう形姿。
一本のつよい線に貫かれる。
近畿大学工業高等専門学校校歌
はつらつと ♪=108SemPre Marcato
学校沿革
昭和37年 2月10日 | 学校法人近畿大学の併設校として、熊野高等専門学校(機械工学科、電気工学科)設置認可 住所:三重県熊野市有馬町2800 | ||||||||
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昭和37年 9月23日 | 校舎竣工式 | ||||||||
昭和37年 12月15日 | 土木工学科 設置認可 | ||||||||
昭和42年 3月 1日 | 熊野高等専門学校を熊野工業高等専門学校に名称変更 | ||||||||
昭和42年 3月10日 | 第1回 卒業式 (機械工学科、電気工学科) | ||||||||
昭和60年 4月13日 | 情報処理教育センター竣工 | ||||||||
平成12年 4月1日 | 学校名変更
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平成12年 4月1日 | 学科名変更
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平成16年 3月30日 | 新校舎竣工式 | ||||||||
平成17年 4月1日 | 学科を統合し、総合システム工学科を設置 [機械システムコース、電子電子コース、情報コミュニケーションコース、都市環境コース] | ||||||||
平成17年 4月1日 | 専攻科設置[生産システム工学専攻(機械工学,電気電子工学,土木工学)] 準学士課程(5年)+専攻科(2年)で、学位授与機構の審査を経て、学士の学位取得が可能になりました。 | ||||||||
平成23年 4月1日 | 三重県名張市へ移転 4号館竣工 | ||||||||
平成27年 4月1日 | コース名変更
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平成30年 3月29日 | 武道館竣工式 | ||||||||
令和3年 11月13日 | 名張市移転10周年・創立60周年式典 |